学校再開に関して大阪市教委の回答

5月29日(金)に、大阪市教委(組合担当係長)から、6/1学校再開に向けた質問への回答を、4人で40分ほど受けました。

以下の内容でした。

(質問9点)

④ フェイスシールドを子どもと教職員全員に配布する判断について、松井市長のマスコミ発表以前に、教職員・保護者・子どもからの要求はあったのか。

   →回答「なかった。」

   → 「発案者は、市長か教育長か。」を、教育委員会の独立性の問題として、追加質問して預けました。

⑤ フェイスシールド全員配付の予算額はいくらか。

   →「募集は終え契約業者が公表されたので、契約金額を情報提供すること。」を要請し、提供を確認しました。

⑥ フェイスシールドの日常の使用後の、保管場所と消毒はどうするのか。

   → 回答「子どもの個人持ちで、保管場所は各学校に任している。水か石鹸で子どもに洗わせるが、消毒はしない。」

⑦ 教室等のトイレを含めた校舎の清掃について、子どもに担当させる場合の指導内容は何か。

   → (回答は「まだ確認できていない・・・。」でしたが、ほぼ同時に出た市教委5/29通知「対策マニュアル(第3版)」では、以下の内容を決めています。)

     「机やいすの水拭き、掃き掃除など、日常的な清掃活動は児童生徒等に実施させても構わない。・・・なお、トイレ清掃を児童生徒にさせる際には、教職員が監督につき、清掃中に、特に便器付近で水しぶきの飛び散ることがないよう、掃除方法を工夫すること。また、掃除が終わった後は、必ず石けんを使用して手洗いを行なうこと。」

⑧ 教室等のトイレを含めた校舎の消毒について、教職員だけでは過重労働になるが、消毒業者との契約は検討したか。

   → 回答「検討していない。」

⑨ 給食の配膳時に、飛沫感染だけでなく接触感染を防ぐために、どんな条件整備と指導が必要と考えているか。

   → (回答は「まだ確認できていない。」でしたが、ほぼ同時に出た市教委5/29通知「対策マニュアル(第3版)」では、以下の内容等を決めています。)

     「・給食の配食にあたっては、各個人では行わず、健康状態を点検した給食当番の児童生徒及び教職員が行うこと。おかわり等の配食は、教職員が行うこと。

・万が一の事故発生時に関係する児童生徒及び教職員を容易に特定できるよう、給食当番は、少なくとも1週間以上固定するなどの対応が考えられること。」

1 6月15日以降の通常授業で分散授業にせずに40人学級で同一教室では、2m(最低1m)の間隔を常に保つことは無理だが、分散しなくても保てるとする根拠は何か。

   → (回答は、「まだ確認できていない。」)

2 高校生の公共交通機関での通学で、「人込みや混雑を避ける」としながら、なぜ始業時間自体を1時間程度遅くしないのか。

   → (回答は、「まだ確認できていない。」)

3 非接触型体温計の追加購入について、校区の家庭環境や子どもの実態上家庭での検温の信頼性が低いと校長が判断した場合、子ども全員を登校後に検温するための必要数は、予算で保障できるか。

   → (回答は、「まだ確認できていない。」)

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*未回答と追加質問について、6/1(月)以降の再説明を確認しました。

*フェイスシールドは、現場の要求がないのに教育長が提案したとは思えず、松井市長の発案だと予想されます。

保管場所まで考えないままの「子ども全員配付」が、一番緊急の施策とは思えません。

*一方で、5/29市教委通知「対策マニュアル(第3版)」自体は、現場に対する具体的な指示も書いています。

現場のニーズをつかもうとしない、市長のトップダウンが問題です。

*今後の組合の重点要求として、質問1の回答を求め、

6月15日以降の「分散授業」の継続、

「学級人数を20人、少なくても30人までに。」

を要求していきたいです。

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