2021.2.24『「君が代」調教NO!松田さん処分取消裁判』第1回期日報告

『「君が代」調教NO!松田さん処分取消裁判』の支援の会、「D-TaC」からの報告を掲載します。)

2021.2.24『「君が代」調教NO!松田さん処分取消裁判』第1回期日報告

松田さんが「君が代」不起立の理由を冒頭陳述

報告集会で意見交流~教育のあり方を問う裁判へ~

11:30開廷時には、コロナ禍で一席ずつ空けた定員18人の傍聴席は満席。入廷できなかった方、申し訳ありませんでした。

中山裁判長から訴状答弁書の陳述確認が行われた後、松田さんが冒頭意見陳述を行いました。不起立と処分の経過を述べ、大阪市立学校の「日の丸・君が代」強制が、教育とはとても言えない「調教」であることを告発。それへの加担となる起立・斉唱はできなかったと不起立の思いを述べると同時に、「起立・斉唱は慣例上の儀礼的所作」「職務命令は、厳粛さ・秩序・雰囲気の確保のために必要」という最高裁判決の枠組みは、子どもの権利の視点から抜本的に見直されなくてはならないと訴えました。

その後、次回第2回口頭弁論の期日を「4月22日(木)13:30 810号法廷」と決めて閉廷しました。

引き続き、場所を弁護士会館1110号室に移し、報告集会開催。最初に、冠木弁護士、櫻井弁護士、谷弁護士の弁護団紹介がありました。谷弁護士からは、人事委員会での論点と不当裁決を踏まえて、子どもの権利条約やCEART勧告など国際基準を申し立てに加えていることなど、原告の主張のポイントを解説いただきました。松田さんからは、「君が代」強制が教育のあり方に反していることを訴え続けたにもかかわらず、校長・市教委がそれを無視し続けたことを具体的に暴いていきたいという意欲が語られました。参加者からは、韓国で見直しが行われてきた卒業式の今の状況についての情報、韓国・朝鮮人生徒や他の外国人生徒が「君が代」斉唱にどんな気持ちでどう臨んでいるのか知ることを通して卒業式のあり方に問題提起していきたいという発言、教育裁判にしていくためにも生徒の側からの証言を追求してほしいという要望等がありました。これらの発言・提起を踏まえて、今後の主張を検討していきたいと思います。傍聴と報告集会の参加者はのべ28人でした。第2回口頭弁論傍聴・報告会参加もよろしくお願いします。

(以下の文書も、ご覧ください。)

※訴状 

https://democracyforteachers.files.wordpress.com/2020/12/sojou.pdf

※答弁書

https://democracyforteachers.files.wordpress.com/2021/03/20210216oosakashitobensho.pdf

※冒頭意見陳述

https://democracyforteachers.files.wordpress.com/2021/03/2021.2.24ikenchinjutsu.pdf

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