(D-TaCブログより)松田「君が代」不起立処分取消裁判闘争は終結(2024年1月) たたかいは子ども・保護者の新たな動きへとつながっている

◆「君が代」不起立戒告処分の取り消しを求めた松田幹雄さんの裁判は、最高裁第二小法廷から1月19日付で棄却通知が送られてきて終結しました。

2015年7月、松田さんが大阪市人事員会に処分取消を申し立てると同時に支援の会・D-TaCを結成し、8年半支援してきましたが、処分取消はかないませんでした。

◆しかし、私たちが呼びかけた最高裁署名には、全国から、紙署名で1828筆、オンライン署名で559筆、合計2387筆という多大な支援が寄せられました。『「君が代」強制は「子どもの権利条約違反」「国際人権自由権規約違反」』の訴えを広く届けることができました。「卒業式 国旗 国歌」「君が代 意味 変化」「君が代指導 子どもの権利条約」などで検索すれば、私たちが発信した情報を見ることができます。

◆そして、何よりも、「君が代」は歌いたくない、「君が代」強制はいやだとはっきり主張する子どもたちの姿が見えるようになってきているという大きな変化があります。

◆松田さんの処分取消という課題はなくなりましたが、「君が代」強制に反対し、『学校に民主主義を実現する』というD-TaCの活動は継続します。その節となる集会を開催します。

◇この集会では、昨年の小学校卒業式、中学校入学式で、「君が代」不起立・不斉唱だった田花結希子アイリーンさん(現在中学2年生)のお母さんである京都にお住まいの水谷麻里子キャロラインさんをお招きし、お話をうかがいます。むすめさんから「君が代」を歌いたくないという気持ちを聞いて、学校や教育委員会、文科省と直接話をしてこられました。(『「君が代」歌いたくない 京都の親子 文科省 申入れ』で検索してみて下さい)

◇また、今年の卒業式でも「君が代」を歌いたくないと意思表示し、実行した子どもたちがいます。

◆この集会が「君が代」強制の現実を変える取り組みの交流の場になればと思っています。

D-TaC結成9周年集会 
「君が代」調教 や・め・て 声をあげる子どもたち

◆6月13日(木)18:30開場 19:00開始
◆エルおおさか606(京阪・大阪地下鉄「天満橋駅」西400m)
◆参加費:300円
◆おはなし:水谷麻里子キャロラインさん

田花結希子アイリーンさんは、昨春、京都の小学校を卒業し、中学校に入学しましたが、君が代を起立・斉唱しませんでした。お母さんのキャロラインさんがむすめさんの意志を学校に伝えると、学校から「周りが迷惑」「せっかくの卒業式が台無し」などと圧力を受けましたが、それを跳ね返して意志を貫きました。キャロラインさんとアイリーンさんは文科省に申し入れをするなど、その対応に抗議し、大きく問題提起されてきました。その経緯をお話いただきます。

集会チラシのダウンロード
https://democracyforteachers.wordpress.com/wp-content/uploads/2024/05/bira20240613-2.pdf


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