’25 3/29教職員なかまユニオンニュース ガス漏れ万博には 行けない! 大人が行きたくない、行かない万博に、何で子どもだけは遠足に連れて行くのか?!

対策なしのまま! 会場敷地から出続ける 基準値越えの有毒ガス

 私たちは、特に子どもと教職員の「健康・安全への大きな危惧」の理由で、小・中・高・支援学校の万博への遠足参加に反対して、大阪府・大阪市の教育委員会との交渉・協議を続けてきました。とりわけ、昨年3月のメタンガス爆発事故で明らかになった「ゴミの島」夢洲の地中から発生し続けている有毒ガス(メタン、一酸化炭素、硫化水素、等)の安全対策を求めてきました。しかし、万博協会も府教育委員会も有効な対策を取らないまま、今も毎日安全基準値越えのガスが出続ける中で、4月13日の開幕が強行されます。

もし参加した子どもや教職員に事故があれば、校長だけでなく教育委員会の責任です!

  府・大阪市教委ともに、「参加不参加は学校ごとの判断だから、事故があった時の責任も基本は学校(校長)です。」と言い逃れてきました。しかしそれは通りません。有毒ガス発生の現実を教育委員会が事前に知っている以上、校長とともに責任があります。
 また遠足引率の仕事に当たる教職員に対しては、現場の管理職の校長以上に、雇用者(任用者)の教育委員会・教育長に、危険性が分かっている労働災害(公務災害)を事前に防止する法的責任があります。(大阪市教委は第2回協議でこの当然のことは認めました。) 教育委員会には今、その不作為も問われています。

不必要な過重労働「万博遠足」は、働き方改革の障害新年度の学校で論議を尽くして不参加に!

 万博遠足は、毒ガスの危険性以外の問題も山積みです。猛暑の熱中症、交通アクセスの不便、休憩場所・救護施設の不足、ゲリラ豪雨・落雷避難、地震等災害時の孤立化(帰校できない)、等。さらに加えて、パビリオンの遅れで内容が不明では、子どもたちは学習どころか「苦役」です。
 教職員にとっても働き方改革が問われている現在、学校での日常の仕事とは比べようもない、無意味で不必要な過重労働になります。
 教育委員会は、申し込んだ学校も、下見をした後でも、「取りやめ・参加中止」はいつでも、府教委(遠足招待事業事務局)への連絡だけで可能です、という見解です。 新年度の教職員で論議を尽くし、子どもたちと私たち教職員自身のために、不参加を判断することをよびかけます。

前売券が売れない不人気の穴埋めに、子どもを動員する愚行はやめよう!

タイトルとURLをコピーしました