子ども・保護者から要求し、教職員の理解を広げ、学校に民主主義を!
名前と活動目的を一部変えて、D-TaCが新たな出発
6月13日、『「君が代」強制や・め・て 声をあげる子どもたち』をテーマにD-TaC結成9周年集会(総会)を開催しました。
(「集会プログラム」はこちら)
2024.6.13de383bctac1.pdf (wordpress.com)
残念ながら、松田さんの「君が代」処分取消裁判は、今年1月、最高裁への上告が棄却されて終結しましたが、「君が代」強制に反対し、学校に民主主義を実現するためのD-TaCの活動は継続・発展させていくことを確認しました。
(「裁判等の報告と今後のD-TaC活動について」はこちら)
2024.6.13de383bctac2.pdf (wordpress.com)
(名称や活動内容を一部変更した「D-TaCの規約改定版」はこちら)
2024.6.13de383bctac_kiyaku.pdf (wordpress.com)
集会では、水谷麻里子キャロラインさんから、娘さんが小学校卒業、中学校入学という中で経験した「君が代」起立・斉唱を強制しようとする圧力とそれを跳ね返し、文科省の担当者と交渉してきた経験の報告をうけました。「同調圧力は依然として存在するが、いろんな人がいるのだし、その人の選択についてとやかく言うべきでないという意識が広がってきていると感じる。」「日本のこの卒業式・入学式の『君が代』強制が世界の状況からすれば特異、異常だと知ってもらいたい。話を聞いてもらえる状況ができれば、『君が代』を起立・斉唱したくない思いは理解してもらえると思っている。」等です。
また、今年、大阪市立中学校を息子さんが卒業した保護者の方から、息子さんの「君が代」不起立・不斉唱の経過について、子どものことについてこれまでもいろいろ話してきた先生に報告・相談して、子どもの気持ちを尊重する環境をつくってきた報告を受けました。
2024.6.13d-tac_shiryo1.pdf (wordpress.com)
2024.6.13d-tac_shiryo2.pdf (wordpress.com)
自民党議員の圧力による「君が代」暗記調査問題などに取り組んできた吹田からは、水谷麻里子キャロラインさん親子を招いて開いた3月の集会での交流がきっかけとなって、卒業式で「君が代」を起立・斉唱しなかった子がいたことやPTA会長として出席した中学校の入学式での経験についての報告がありました。式の中で、「君が代」を起立・斉唱をしないことや「日の丸」に礼をしないことで反感を買うかと心配したけれど、むしろ 「日の丸」に最敬礼への違和感を聞いた。何より、 吹田のなかまが 「入学おめでとう」ビラ をまいてくれたことが力になった等です。
suitabira1.pdf (wordpress.com)
suitabira2.pdf (wordpress.com)
「合理的配慮」無視の「君が代」処分撤回裁判の最高裁上告審を闘う奥野泰孝さんからは、教職員にとっては、目の前の生徒にとってよくないと分かっていても、起立・斉唱職務命令に従うことを突きつけられる現実があることが報告されました。
会場参加者からも、自分の経験や思いについての発言があり、「君が代」調教を許さない運動を広げていこうと思える、元気の出る集会になりました。
集会翌日の6月14日には、さっそく集会で確認した『卒業式と「君が代」指導にかかわる質問』を大阪市教委に提出し、新たなD-TaCの運動がスタートしています。
★卒業式と「君が代」指導にかかわる質問
2024.6.14inquiry.pdf (wordpress.com)
2024.6.14inquiry_sanko.pdf (wordpress.com)
2024.6.14inquiry_sanko_besshi.pdf (wordpress.com)
◆D-TaCの元記事
【報告】D-TaC結成9周年集会(総会) | 「君が代」不起立処分撤回!松田さんとともに学校に民主主義を! (wordpress.com)