2020年3月17日
大阪市教育委員会
教育長 山本 晋次 様
登校した子どもへの昼食提供を要請する市民・教職員有志
教職員なかまユニオン
前略。大阪市教育委員会は3月12日付で、「3月24日まで臨時休業の再延長」「3月23日・24日を(臨時休業中の)登校日(2時限程度)とし、3月25日からは春季休業」と公表した。春季休業の前に、子どもたちの登校を保障し短時間でも修了式等を行うことについては、私たちは歓迎します。
全国一斉の休校要請と、大阪市・府の全校休校措置については批判の意見があるが、少なくとも休校実施期間中は市長と教育委員会に、子どもたちの健康と安全を保障する責任がある。休校中に登校した大阪市の子ども数(小学校1~3年)は、平日初日の3月2日(637人)から3月6日(1,245人)と約2倍に増えている。今後は民間の学童保育等も閉鎖の可能性もあり、春休み中の「いきいき活動」参加を含めて、学校への登校は増えると思われる。
保護者が看護できない事情の子どもが登校している以上、現在の「昼食(弁当)持参」を義務づけていることは、緊急災害時の対策として間違っている。弁当を持参できないために登校せずに、一人で過ごしている、過ごさざるを得ない子どもも多いと思われる。
3月12日付の休業決定を受けて、以下4点を至急に実施することを要請します。
1、臨時休業期間中の3月19日(木)までの間、登校した子どもに、昼食を提供すること。
2、3月25日(水)からの春季休業期間中の「いきいき活動」について、追加の申し込みでの参加を受け入れること。
3、春季休業期間中の「いきいき活動」に参加した子どもに、昼食を提供すること。
4、上記1~3の実施を、各学校のホームページに掲載し、保護者に周知すること。
〇 [ 付記 ]
・これと同内容の要請書を、市長とこども青少年局長にも提出しています。
・なお、3月12日付文書で「(中学校の)部活動については、3月25日(水曜日)から、感染防止を考慮した活動内容で再開する方向で検討中です。」としているが、新学期の4月8日始業を確定していない中で、授業ではない部活動の再開を先行させることは、問題だと考えます。
以上です。