2026年3月3日(火)12時台に市民団体D-TaCが大阪市立小・中学校全校に、1月29日に送った「3月卒業式に向けての報告とお願い」メールについての追加情報を送ったということです。
https://democracyforteachers.wordpress.com/2026/03/04/%e5%a4%a7%e9%98%aa%e5%b8%82%e6%95%99%e5%a7%94%e3%80%8c%e5%ad%90%e3%81%a9%e3%82%82%e3%81%ae%e6%a8%a9%e5%88%a9%e6%9d%a1%e7%b4%84%e3%81%af%e3%81%99%e3%81%b9%e3%81%a6%e3%81%ae%e6%95%99%e8%82%b2%e6%b4%bb/
D-TaCブログから転載して紹介します。
大阪市立学校の校長先生・教職員のみなさま
2026年1月29日送信「3月卒業式に向けての報告とお願い」への追加情報
2026年3月3日
Democracy for Teachers and Children
~「君が代」調教やめて ~(略称 D-TaC)
世話人:松田幹雄、笠松正俊、田中秋子、中桐康介
(連絡先) 松田 090-1138-5776
「君が代」強制は子どもの権利条約違反だと訴えている市民団体・D-TaCより、1月29日に送信した「3月卒業式に向けての報告とお願い」にかかわって、大阪市教委との協議についての追加情報を送ります。
2月19日のD-TaCと大阪市教委の協議では、2025年11月14日に提出したD-TaC要請書『子どもの権利条約に沿った「君が代」指導と卒業式の改善を求める要請書』
youbousyo.pdf
に対する2025年12月8日付大阪市教委回答
kaitou.pdf
について、1月26日に事前質問書
(紹介)D-TaCが「2月19日大阪市教委との協議に向けた事前質問書」を提出(2026.1.26) | 教職員なかまユニオン
を提出していて、それへの口頭回答をうけて質疑を行いました。後に、事前質問(11項目)とそれへの市教委回答をつけておきます。
1月29日に送信した「3月卒業式に向けての報告とお願い」では、以下を【校長先生・教職員のみなさまへのお願い】として送っていました。
◆【校長先生・教職員のみなさまへのお願い】(1月29日送信済み)
2月19日市教委協議、教職員のみなさまへのお願い | 「君が代」不起立処分撤回!松田さんとともに学校に民主主義を!
mailtoteachers20260129.pdf
私たちは、大阪市教委との協議において、上記の点の確認(学校がD-TaCの要請に応えられようにするための条件整備)のために努力します。
みなさまには、卒業生・子どもたちにとってどんな卒業式であるべきかを第一に考え、子どもたちの意見を聞きながら創造する卒業式への一歩を踏み出していただくようお願いします。また、国旗・国歌指導にあたっては、子どもの権利条約に対する理解を深め、「日の丸」「君が代」についての歴史の事実を伝え、どう考えるかは子どもたちに任せる指導への転換をぜひお願いしたいと思います。
「卒業式」について、「卒業証書授与式」があたかも正式名称であるかのような誤った認識が大阪市立学校の中に広がっていたという事実があります。どこに発信源があったかははっきりしませんが、そんな事実があったということは厳しく見つめ直し、検証すべきだと考えます。今回の要請についても、ぜひ、しっかりとご検討いただきますようよろしくお願いいたします。
以下は、今回の【追加情報】です。
◆【追加情報】
今回の協議においては、「すべての教育活動において子どもの権利条約は考慮されるものと認識している」との回答を得ました。「君が代」指導や「卒業式の実施にあたっても子どもの権利条約は考慮しなければならない」ということです。
「君が代」指導については、大阪市教委は、「学習指導要領の趣旨に沿ったものであれば」という条件付きながら、音楽の指導の中で、古歌の元歌から国歌とされている現在までの「君が代」の歴史を説明して理解を深めることを問題ないと認めました。
「日の丸」に向かって「君が代」を歌うという行為が、歴史的経過から思想・良心の自由にかかわるという認識は広く共有されていることです。
子どもの権利条約第12条~第14条の規定からすると、学校には、「君が代」の歴史を伝え、「日の丸」「君が代」への態度は児童・生徒に任せることが求められています。
市教委回答は、学習指導要領にある「国旗・国歌尊重の態度を養う」という目的と内容を客観的な形ででも紹介していれば、「君が代」の歴史等の事実を伝えて、結果として、児童・生徒の何人かが、「国旗・国歌を尊重する態度」を示さなかった場合でも、指導した教職員の責任は問われないことを意味しています。
「日の丸」壇上正面掲揚という大阪市教委の指示には明確な根拠はなく、学習指導要領と大阪市国旗国歌条例の趣旨を勘案して、大阪市教育委員会(教育長)が、その責任と判断で行っていることが明らかになりました。文部科学省も大阪府教委も「日の丸」の掲示位置についての指示を行っていないことを確認しています。
「日の丸」に向かって「君が代」を斉唱する儀礼は、戦争への動員のために1930年代後半に創られたものというD-TaCの指摘について見解を求めたことに対して、市教委は何も答えませんでした。
このような諸事情を考慮すると、「日の丸」壇上正面掲揚という大阪市教委の指示は、根拠のない特異なものであり、仮に、掲示位置が壇上正面でなくても、式場内であれば、学校が掲示位置を決めて問題なく実施できるということです。
そして、「子どもの権利条約に沿った卒業式の改革を」というD-TaCの要請を市教委は否定していません。
以上の情報を踏まえて、改めて、私たちの要請についての前向きな検討をよろしくお願いいたします。
以下は、2月19日協議での大阪市教委のD-TaC事前質問への口頭回答です。(参考)
jizenshitsumonto20260219kyogidenokaito-1.pdf

