水泳学習の実施に係る感染症対策についての要請

大阪市教育委員会 様

(担当)指導部 首席指導主事(保健体育) 様

2021年5月24日

なかまユニオン・大阪市学校教職員支部 (支部長 笠松 正俊)

前略

 5月18日付の指導部首席指導主事(保健体育)から各学校長宛の事務連絡「感染症対策に配慮した水泳指導の実施について」で、

「送付内容」の「令和3年度 水泳学習の実施に係る感染症対策」の

「⑨ 学習指導」の12項目に、

「教員が、入水して児童生徒の指導や支援を行う場合は、水泳指導用マスク(別紙資料参照)等を利用するなどの対策を講じる。フェイスシールドの利用も考えられる。」

と書いてあります。

 そして「別紙添付資料」の「水泳指導用マスクの作り方」で、

「100均等で購入可」と書いて、軟質クリアケース、平ゴム、セロテープ、穴あけパンチ、を使って各学校で教職員が自作するように指示しています。

 これに抗議し、以下の2点を要請します。

1. 感染防止のために必要だと判断したのなら、自作を指示するのではなく、至急に必要数を購入して各学校に配付してください。

2. また、「水泳指導用マスク等を利用するなどの対策を講じる。」という表記は、一律に「水泳指導用マスク」だけの義務付けはしていませんが、各学校では、校長の指示によっては教職員に「自作」を強要する事態も起こっています。

このことは、コロナ感染防止対策で超多忙で、教職員が過労で疲労している学校現場に、さらに過重な負荷をかけています。

市教委の購入・配付が間に合わずマスクを自作する場合も、校長からの一律の指示ではなく各学年・学級の子どもの実態に応じて判断すべきです。「自作」は市教委による一律の指示ではないことを、重ねて校長に指示して周知してください。

 以上を要請します。

タイトルとURLをコピーしました