「教職員用の「抗原定性簡易検査キット」の全校配付を求める」要請書
2022年2月16日
大阪市教育委員会 教育長 山本 晋次 様
なかまユニオン・大阪市学校教職員支部 支部長 笠松 正俊
前略。
私たちはこれまでずっと、学校でのコロナ感染拡大を防ぐためには、教職員と子どもたち全員への定期的なPCR検査こそが必要だと要求してきました。今後の再度の感染拡大も考えれば、1日も早くそれを実施することが大阪市の教育委員会と保健行政の責任課題であることは変わりません。
加えて、未だそれが実施されていない中で、あくまでも次善の対策として、以下の実施を要求します。
文部科学省が今夏に全国に配付した「抗原定性簡易検査キット」は、元々から教職員のための使用が主目的です。文科省は、教職員が自宅に持ち帰っての使用も可、と通知しています。
しかしこれまで、それを教職員に周知してきた校長は、ごく少数です。
また現在第6波の感染拡大の中で、学校での自分と子どもたちへの感染拡大を事前に防ぐために、
「抗原定性簡易検査キット」を自費で購入して検査を続けている教職員もいます。
教職員は専門の講習を受けていないので、教職員が子どもに検体することには、私たちは反対です。しかし教職員が自分で使用することは、文科省の本来の方針です。
以上の経過と現状を踏まえ、以下を要求します。
〇 要請内容
①使用期限未満の文科省配付の「抗原定性簡易検査キット」を、希望する教職員に配付することを、
改めて校長に周知してください。
②教育委員会から全校に、「抗原定性簡易検査キット」を追加で購入して配付してください。
以上です。